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守護霊が姉を守った話

2.7
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これは僕が小学生だった頃。ある休日の朝に起こりました。

前日の夜はゲームをいっぱいして、眠ったのは深夜0時をまわったころ。寝落ちるように眠りに入ってしまいました。

ゲームの電源がついたままでしたが、光にまったく反応しないぐらい深く眠ってました。

にも関わらず、目覚ましもなく、朝、急に目が覚めました。

ぱちっと目を開けてから、僕は脊髄反射みたいにバッと布団から出て、廊下を走っていました。

今思えば、そのとき、なにも考えていなかったし、どこに向かおうとして走っていたのかもわかりません。

自動的に動く体にまかせていたら、姉の部屋についていました。走った勢いそのまま、僕は姉の部屋の扉を急いで開けました。

扉を開けると、姉はベットの上に座っていて、呆然とこちらを見ていました。

僕が「なんで起きているの?」と聞くと、

姉は驚いた顔をしたまま「あんたこそ、なんできたの」と寝起きみたいな声で返しました。

その後、僕と姉はお互いに起きたことを話し合いました。

姉によると、朝、目を覚ますとボヤッと目の前に誰かいるような気がしたそうです。

姉の部屋はベットのすぐ前が扉で、ベッドから起き上がったら扉が見えます。

姉はベッドの上で起き上がり、そのボヤッとする視界のまま、ふと視線を感じた扉を見ました。

すると、目の前にすごく大きな鎌を持った大きい女の人が立っていたと。

鎌をもった女の人は姉をただじっと見ているような感じで、姉は「怖い」とは思わなかったそうです。眠くて頭が働いていなかったため、ただボケーと、その大きな女の人を見ていたら、急に女の人がふっと風が吹いたように消えました。そして扉が開き、僕があらわれたといいます。

姉の話を聞き、僕は「さっき体が変に動いたのは、もしかしたら呼ばれたのかもしれない」と思いました。

ここからは僕の推測なのですが、姉の守護霊が、姉を守ろうとしたのだと思います。

おそらくこの時、姉の身に危険がせまっていたのかもしれません。

それを守護霊が感じとって、どうにかしようとして僕を起こし、姉の部屋に連れて行ったのだと思います。

大きな鎌をもった女の人はどういうものかはわかりませんが、鎌ということから死神だったのかもしれません。

最後に気になることは、守護霊が僕を動かすぐらい危険な存在だったのかもしれないのに、姉は「怖いと思わなかった」。

本当に死へと連れ去ろうとするものは、恐怖心までも操作することができるのかもしれません。

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